光と氷の城下町まつり 松本城でプロジェクションマッピング始まる

2025/12/16 15:47 

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 長野県松本市の国宝・松本城で夜間、天守に映像を投影する「プロジェクションマッピング」が始まった。市などによる冬の誘客イベント「松本かっちん―光と氷の城下町まつり」の主要行事で、過去のレーザーマッピングを含めて5回目。来年2月15日まで。

 13日の点灯式では同市出身のダンサー、アオイヤマダさんらがパフォーマンスを披露。天守に投影が始まると、明治初期に松本城で開かれた博覧会の錦絵や天守を築いた石川数正のびょうぶ絵など多彩な映像が幻想的に描き出され、来場者はカメラやスマートフォンを向けていた。

 期間ごとにテーマを設け、1月7日までの第1期が「時を超える城―光の物語」、同8日からの第2期が「光の記憶―名場面ダイジェスト」、同29日からの第3期が「光咲く天守―春の幕開け」。投影は午後6~10時で、本編9分、幕あい3分を繰り返す。会場の松本城公園は入場無料。

 来場者数はプロジェクションマッピングになった2023年度が約15万人、24年度が約17万人だった。【武田博仁】

毎日新聞

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