殺傷能力ある“おもちゃの拳銃” 期限迫るも、四国で7~8割未回収
四国4県の警察本部が、全国に流通し、本物の拳銃と同様の殺傷能力を持つ“おもちゃの拳銃”の回収を急いでいる。この拳銃を所持した場合、銃刀法違反に問われる可能性があるが、今年末までに届け出れば罪に問わないと呼びかけている。だが、各県警とも流通数のうち7~8割ほどが未回収の状態だ。
おもちゃの拳銃は、商品名「リアルギミックミニリボルバー」(中国製)。警察庁が全国の都道府県警察に回収を要請している。長さ約12センチのプラスチック製で、金属の弾を装塡(そうてん)すれば発射できる構造になっており、全国で約1万6000丁が流通しているとみられる。
四国の各県警でも7月以降、回収を始め、個人や業者から届け出があった。所有者はゲームセンターのクレーンゲームの景品などとして入手しており、県外で手にした事例もあった。
19日現在、各県警が把握する管内の流通数と回収数は、愛媛県警・流通72丁、回収25丁(回収率約34%)▽香川県警・流通576丁、回収78丁(同約13%)▽徳島県警・流通288丁、回収55丁(同約19%)▽高知県警・流通360丁、回収104丁(同約28%)。愛媛県警では、9月末から回収が進んでいないという。
各県警とも回収率が低いため、関係機関にポスターを掲示したり、交流サイト(SNS)で情報発信したりして広報体制を強化しており、「回収期限が迫っているので、ただちに届け出てほしい」などと呼びかけている。【広瀬晃子】
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