ヒグマ駆除で発砲、猟銃許可取り消し 最高裁がハンター敗訴見直しか

2025/12/22 15:52 

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

 北海道砂川市の要請でヒグマを駆除したところ、「民家に向けた危険な発砲」と判断され、猟銃所持の許可を取り消された道猟友会砂川支部長を務めるハンターの男性が処分の取り消しを求めた訴訟の上告審で、最高裁第3小法廷(林道晴裁判長)は22日、弁論期日を2026年2月27日に指定した。弁論は2審の結論を変更する際に必要な手続きで、ハンター側逆転敗訴とした2審判決を見直す可能性がある。

 1、2審判決によると、ハンターの男性は18年8月、道警砂川署員ら立ち会いの下でヒグマを駆除した。道公安委員会は19年4月、銃刀法に基づき、男性の猟銃所持許可を取り消した。

 1審・札幌地裁(21年12月)は処分を違法としてハンター側勝訴としたが、2審・札幌高裁判決(24年10月)は1審判決を取り消していた。【三上健太郎】

毎日新聞

社会

社会一覧>