東京都教育委員会は２４日、生徒の盗撮やわいせつ行為などで教員４人を失職や懲戒免職処分にしたと発表した。今年度、都教委では既に懲戒免職処分１０件（前年同期比２件増）、失職処分５件（同３件増）を出している。

　都教委によると、区立中学校の男性教諭（２９）は２０２３年８月～２４年１０月、自宅などで勤務校を卒業した男子生徒を盗撮するなどしたという。性的姿態等撮影未遂などの疑いで逮捕・起訴され、懲役２年、執行猶予４年の有罪判決が確定して、失職処分となった。

　また、多摩地域の中学校の男性教諭（２９）は、２４年１１～１２月、勤務校を卒業した女子生徒とわいせつな行為をしたとして懲戒免職処分にした。都教委が設置している第三者相談窓口に生徒が通報して発覚した。

　他にも、都内でわいせつな動画を販売した区立小の男性教諭（２９）と、勤務している多摩地域の小学校で女子児童が身に着けていた下着に手を入れるなどした男性主任教諭（３８）をそれぞれ懲戒免職処分にした。【遠藤龍】