クリスマス前にガザへの支援訴え 大阪の街頭でスタンディングデモ
イスラエルによるパレスチナ自治区ガザ地区でのジェノサイド(大量虐殺)などに抗議するスタンディングデモが23日、大阪市中央区の街頭であった。冬の寒さの中、イスラエルの空爆で住居を失ったガザの住民はテントなどで暮らしており、物資も不十分だ。参加者はクリスマスソングを演奏したり、プラカードを持ったりして、「ガザの子どもたちに少しでも支援を」などと雨の中で訴えた。
ガザ地区を統治するイスラム組織ハマスとイスラエルの停戦は10月10日に発効した。停戦合意により、ガザ地区を一回り小さくするような境界線「イエローライン」が設定されている。イスラエル軍はラインを越えたとしてパレスチナ人を銃撃するなど、攻撃を継続。ガザ保健当局によると、停戦発効後に亡くなった人は350人超。イスラエルによる大規模侵攻が始まった2023年10月から7万人超が命を奪われている。
米国が仲介する和平計画の第2段階にはイスラエル軍のガザ撤退が含まれている。しかしイスラエルのカッツ国防相は23日、ガザ地区から撤収せず、兵農一体の軍事拠点を設置すると表明し、直後に撤回したと海外で報じられている。
先行きが不透明な中、ガザ地区を冬の嵐が襲い、大勢が被災。テントが水没したり、風で壊れたりして、命を失う子どもたちも。パレスチナ連帯運動を続けている車秀子さん(46)=大阪市=は「昨年も来たが、1年たつのが早い。日本ではクリスマスや年末年始の楽しさで気持ちも浮つくが、ガザの状況はひどいばかり。パレスチナへの運動の輪を絶やさないように、わずかでも頭の中にガザのことを置き続けたい」と話した。【矢追健介】
-
西日本豪雨時のダム操作巡る国賠訴訟 判決は2026年3月 愛媛
西日本豪雨(2018年)の際、国の不適切なダム操作が愛媛県大洲、西予両市で肱川(ひじかわ)の浸水被害を拡大させたなどとして、犠牲者の遺族や被災住民ら31人が国…社 会 5時間前 毎日新聞
-
大阪高検「共謀認めず」 プレサンス取り調べ、元主任検事を不起訴
大阪地検特捜部が捜査し、不動産会社元社長の無罪が確定した事件を巡り、捜査での取り調べに関して特別公務員暴行陵虐の疑いで刑事告発されていた特捜部の元主任検事(5…社 会 5時間前 毎日新聞
-
JR札幌病院、特定保健指導の委託料水増し請求 不正は15年以上か
JR北海道は24日、運営するJR札幌病院(札幌市)の保健管理部が、同社の社員へ行った特定保健指導の実施回数を水増しし、業務委託元であるJRグループ健康保険組合…社 会 5時間前 毎日新聞
-
高額療養費見直し「治療諦める人が…」 がん・難病患者から懸念の声
政府が示した、高額な医療費の患者負担を抑える「高額療養費制度」の見直し案に対し、全国がん患者団体連合会(全がん連)と日本難病・疾病団体協議会(JPA)は24日…社 会 6時間前 毎日新聞
-
産婦人科医の過労死 病院側に1.5億円の支払い命じる 大阪高裁
総合病院に勤務していた50代の男性産婦人科医が自殺したのは病院側が過剰な業務をさせたからだとして、遺族が病院側へ約1億6000万円の賠償を求めた訴訟の控訴審で…社 会 6時間前 毎日新聞













