関越道、50台以上が絡む事故 十数台燃える 27人搬送1人死亡 群馬

2025/12/27 06:56 

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 26日午後7時半ごろ、群馬県みなかみ町の関越自動車道下り線の水上インターチェンジ(IC)付近で、50台以上の車が絡む事故があり、十数台の車両から火災が発生。県警などによると、計27人が病院に搬送され、うち1人が死亡、5人が重傷を負った。

 県警高速隊によると、26日午後7時半、「大型トラックと4トン車がぶつかった」と運転手から110番通報があった。現場の路面は凍結。スリップしたとみられるトラックが道路をふさぐ形で横向きになり、後続の大型トラックが追突。さらに乗用車やトラックなどが次々と巻き込まれ、火災が発生した。

 火災は27日午前3時ごろに鎮火。県警高速隊は50台以上の事故車両を確認し、十数台が燃えたとしている。計27人が病院に運ばれ、うち5人が重傷。東京都調布市の無職、脇田美雪さん(77)は前橋市内の病院で死亡が確認された。

 現場は片側2車線で、26日朝からの降雪で路面が凍結。事故発生時は時速50キロの速度規制がかかっていた。事故の影響で、月夜野IC―湯沢IC間の上下線が通行止めとなり、27日午前7時時点で解除されていない。【遠山和彦】

毎日新聞

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