「助け出せなくてごめん」 妻子失ったあの日、今も鮮明に 能登地震
最大震度7を観測し、災害関連死を含めて698人が亡くなった能登半島地震は1日、発生から2年を迎えた。石川県輪島市で妻子を亡くした楠健二さん(57)は、自宅兼店舗の跡地で献花し、冥福を祈った。
2年前の元日、楠さんは切り盛りする居酒屋「わじまんま」3階の住まいで、家族5人で過ごしていた。しかし、突然の揺れで西隣の漆器店「五島屋」ビル(鉄筋7階建て)が倒壊し、妻由香利さん(当時48歳)と長女珠蘭(じゅら)さん(同19歳)ががれきの下敷きとなった。消防に連絡しても救助は来ず、近くで起きた火災で何台もの消防車が横切るのを見送った。ジャッキとのこぎりを使って自力で助け出そうとしたが、びくともしなかった。
「今でもあの時の状況を鮮明に覚えている。生きていたのに助けてあげられなかったんだ。本当なら2年って遅いでしょ? けど俺にとっては『ついこの間』だよ」と振り返る。
楠さんはこの日、珠蘭さんが生前かぶっていた帽子と、由香利さんからプレゼントされた腕時計を身に着けて現地を訪れ、花を手向け、線香を上げた。手を合わせている時は「助け出せなくてごめんなさい」と語りかけたという。「この気持ちは自分が死ぬ瞬間まで一生抱えていかないといけない。突然2人がいなくなったという現実を受け入れられていない」と話した。
思い出の詰まった住まいはがれきが撤去されて跡形もなくなり、更地が広がる。義母のいる川崎市に身を寄せる楠さんは「景色はすっかり変わってしまったが、輪島は良い街だね。いずれは戻ってきたい」と願った。【島袋太輔】
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