宮城県、宿泊税は周遊ツアーや市町村交付金などに活用 13日導入

2026/01/08 07:15 

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 宮城県は7日、今月から導入する宿泊税の活用策を発表した。消費額が大きいインバウンド(訪日客)向けに周遊バスツアーや多言語対応、観光人材育成などの充実を図るほか、市町村の観光振興策を支援する交付金を創設する。

 宿泊先の約8割が仙台市周辺に偏る宮城県。現状を踏まえ、魅力的な観光地づくりや仙台空港などからのアクセス強化で広域で長期の滞在を促す。また、通信環境や接客スキルの向上による受け入れ環境の整備に加え、海外商談会への出展やSNS(交流サイト)活用などで訪日客の積極的な取り込みを狙う。

 村井嘉浩知事は「宿泊税を活用して東北、宮城の良さを発信したい。定住人口が減る中で交流人口を活性化させることで経済的なプラスが見込める」と話した。

 宮城県の宿泊税は1人1泊当たり税抜き6000円以上で300円徴収される。仙台市のみ、市が200円、県が100円の内訳となる。13日宿泊分から対象となる。税収は県で年12億円、同市で年10億円程度を見込む。

 県は2025~27年度の「第6期みやぎ観光戦略プラン」で、27年に宿泊観光客数を1104万人(24年988万人)、外国人宿泊客数を120万人(同74・3万人)に引き上げる目標を掲げる。また、仙台偏在の緩和も目指す。

 宿泊税を巡っては、青森県弘前市が25年12月に東北で初めて導入した。【山中宏之】

毎日新聞

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