JR北海道、大雪対応で「反省」と謝罪 新千歳空港から抗議受ける

2026/01/30 20:18 

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 JR北海道の綿貫泰之社長は30日、札幌市内で記者会見し、25~26日の札幌圏の大雪でJR北の対応に問題があったと謝罪した。列車の運休や遅れが相次ぎ、新千歳空港で多くの利用客が一夜を明かす事態となり、空港を運営する北海道エアポート(HAP)がJR北に「ホットライン(直通回線)が機能しなかった」などと抗議していた。

 JR北によると、今回の大雪による影響人員は計約48万人に上った。25~27日にかけて空港と札幌駅を結ぶ快速エアポートなど約1400本を運休し、約41万4000人に影響。線路を除雪する作業時間を確保するため28、29日に札幌駅を発着する全列車を午後9時以降は運休とし、約6万7000人に影響した。

 JR北は大雪に見舞われ、列車の運転再開時刻を随時発表したが、情報が二転三転した。この影響で空港では2日間で計約9000人が一夜を明かした。

 これを受け、HAPは28日にJR北に文書を提出。HAPは、2社の担当者が情報共有するホットラインが機能しなかった▽認識や対応にJRの感覚とは乖離(かいり)がある▽見込みの精度が低すぎる▽JRの利用者への対応ができていない――などと抗議した。

 ホットラインは25日に開設され、JR北は2人で対応していたが、会議などでHAPからの着信に応答できないケースが相次いだという。綿貫社長は「私たちが至らなかったことが全面的な問題で、反省している」と陳謝した。

 JR北は運転再開の見通しが二転三転した理由は、除雪にかかる時間を見誤ったためと説明。2022年2月の大雪で「午後から再開」など具体的な時刻を示さなかった対応を「不親切だった」と改め、具体的な時刻を示したが、結果として混乱を招いたと振り返った。

 一連の問題を受け、JR北は乗客や関係機関への情報提供の対応を見直すなど再発防止策を講じるとした。【和田幸栞、平山公崇】

毎日新聞

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