諏訪湖、全面結氷も「御神渡り」現れず 8季連続「明けの海」を宣言

2026/02/16 16:13 

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 諏訪湖(長野県)の氷面が割れて山脈状にせり上がる「御神渡(おみわた)り」の判定と神事をつかさどる八剱(やつるぎ)神社(諏訪市小和田)で14日、今季の判定結果を神前に告げる「御渡(みわたり)注進奉告祭」があった。御神渡りは8季続いて出現せず、宮坂清宮司(75)は「明けの海」と奉告した。

 氏子総代、古役など約30人が参列。宮坂宮司は「今年の諏訪の湖は1月26日に全面結氷するも寒気続かず、やがて解氷し、小波の打ち寄する明けの海にて御渡無御座候(みわたりござなくそうろう)」と祝詞を奏上。境内で、御神渡り拝観式で肩から掛けるしめ縄約80本をおたき上げした。

 その後、諏訪大社上社本宮での御渡注進式で注進状を納め、今季の御神渡り関連行事をすべて終了した。

 明けの海は2019年から8季続き、室町時代後期にあった最長記録(1507~14年)に並んだ。宮坂宮司によると、1951年以降の76年間で41回と顕著になっており、それ以前は10年に1度くらいの頻度でしかなかった。

 宮坂宮司は「今年が平穏でいい年になり、来年こそは拝観式をしたい」と振り返った。岡崎広幸・大総代(64)は「明けの海は残念な結果ではあるが、次の年に御渡りができればという思いで精進していきたい」と話した。【宮坂一則】

毎日新聞

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