「やめとけ、何でこんなことするんや」制止の保護司殺害か 検察陳述

2026/02/17 12:14 

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 2024年5月に大津市の民家で保護司の新庄博志さん(当時60歳)を殺害したとして、殺人と公務執行妨害罪、銃刀法違反に問われた大津市の飯塚紘平被告(36)の裁判員裁判が17日、大津地裁(谷口真紀裁判長)で始まり、検察側は、犯行時の状況について詳述した。

 「やめとけ」と被告を制止しようとした新庄さんを切りつけたと明かした。

 被告は24年5月24日夜、新庄さんの自宅で、新庄さんの胸や首をナイフとおので切りつけ、出血性ショックで死なせたとされる。

 検察側の冒頭陳述によると、保護観察中だった被告の担当保護司が新庄さんで、新庄さんは被告と月2~3回程度の面談をし、被告の更生を支援していた。

 被告は仕事が長続きせず、そのことに不満を募らせ、「政府が悪い。保護観察制度に打撃を与え、政府に報復したいと考えるようになった」という。

 新庄さんとの面談時に殺害することを決意した被告は事件当日、ナイフとおのを持参して新庄さん宅へ向かった。

 椅子に座っていた新庄さんの背後から近づき、首を切りつけた。新庄さんは「やめとけ、なんでや、なんでこんなことするんや」と制止したが、被告はさらに新庄さんを攻撃したとした。

 被告は初公判で起訴内容を認め、「間違いありません。守護神さまの声に従ってやりました」と述べた。弁護側は刑事責任能力を争う方針を示した。【礒野健一、菊池真由、飯塚りりん】

毎日新聞

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