福岡・乳児死亡 傷害致死罪に問われた母親に無罪判決 地裁

2026/03/03 14:14 

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 福岡県川崎町で2018年、生後11カ月の長女の頭に暴行を加えて死亡させたとして、傷害致死罪に問われた同県糸田町の無職の母親、松本亜里沙被告(29)に対し、福岡地裁(鈴嶋晋一裁判長)の裁判員裁判は3日、無罪(求刑・懲役8年)の判決を言い渡した。

 被告は18年7月28日午前7時15分~11時50分ごろ、当時住んでいた川崎町の自宅で長女の笑乃(えの)ちゃんの頭部に強い衝撃を与える何らかの暴行を加え、急性硬膜下血腫などで死亡させたとして起訴されていた。

 被告は公判で無罪を主張。「虐待による乳幼児頭部外傷(AHT)」が死亡の原因といえるかが争点だった。検察側は公判で小児脳神経外科医らの証言から「傷は転倒では生じず、脳内の状況は複数回の打ち付けによる暴行で死亡したとの推認と整合する」と指摘。一方、弁護側は「被告にてんかん発作が起きて長女を落とした可能性もある」などと反論していた。【森永亨】

毎日新聞

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