ファストリ入社式で柳井会長兼社長が訓示「自分は半人前と思って」

2026/03/03 14:17 

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 衣料品店「ユニクロ」などを運営するファーストリテイリングは3日、東京都内で入社式を開いた。ほかの主要企業よりも約1カ月早い開催で、約500人の新入社員が参加した。

 柳井正会長兼社長が登壇し「学校を卒業したばかりの頃は『自分は優秀で何でもできる』と思いがちだが、『自分はまだ半人前で何もできない』と思ってほしい」と訓示。続けて「学生時代の勉強は知識があれば良い点を取れたが、ビジネスの世界では現場で実行し、お客様の満足を得られなければ、その知識に意味はない」と行動やそれに伴う結果の重要性を強調した。

 そのうえで「私たちは世界中で一枚一枚の服を売る小売業だ。同じ価値観を持つ人が集まって力を出し合えば、もっと高いところに到達できる。服のビジネスを通じて、より良い世界を作るという目標を実現するために一緒に楽しく仕事をしましょう」と激励した。

 同社は世界で活躍する優秀な人材を獲得するため、今回入社した新入社員から初任給を引き上げた。海外転勤も伴う「グローバルリーダー候補」は4万円アップの37万円で、賞与も含めた年収の目安は従来より12%増えて約590万円となる。時間外勤務手当や通勤手当も別途支給される。

 「ユニクロ」営業部に配属された新入社員の竹河花菜さんは、入社式後の取材に「企業理念や価値観に共感した」と入社動機を語り「社会問題の解決に取り組みたい。日本はもちろん、海外店舗のマネジメントにも挑戦したい」と抱負を述べた。【佐久間一輝】

毎日新聞

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