「俳聖かるた」が復刻発売 小林一茶生誕の地、長野の記念館で
「文学のおみやげ」として人気があった「俳聖かるた」を、小林一茶の生誕地にある「一茶記念館」(長野県信濃町)が復刻発売した。60年以上前から全国の俳人ゆかりの地などで販売されていたが、2024年に絶版。同記念館が著作権を取得し、館内販売するほか、取り扱いを希望する施設や店舗に卸売りする。
このかるたは、1960年に名古屋市の元銀行員が制作した「一茶かるた」を本人が改良し、生まれた。小林一茶と松尾芭蕉の作品が各16句、芭蕉の弟子の向井去来4句、与謝蕪村12句の計48句で構成。有名な句を採用し、親しみやすくなっている。例えば一茶の作品は「雀(すずめ)の子そこのけそこのけお馬が通る」「やせ蛙(がえる)負けるな一茶これにあり」「名月を取ってくれろと泣く子かな」などだ。
百人一首のように、上の句を読んで、下の句の絵札を取るなどの遊び方がある。同館の渡辺洋学芸員は「このかるたが廃れるのは惜しい。一茶も関わる遊び文化として残していきたい」と話す。
税込み1650円。問い合わせは同記念館(026・255・3741)。【去石信一】
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