2月の「しばき隊」報道巡り、MBS再度謝罪 男性ら不起訴受け

2026/03/26 16:59 

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 毎日放送(MBS、大阪市)が今年2月、参政党のイベント会場近くで起きたトラブルを巡り「参政党支持者と間違われた男性が『しばき隊』を名乗る男性たちから暴行を受けた」などと報じた件で、同局は26日、報道で加害者とされた男性2人が不起訴になったと報じた。同局は当初の報道で2人に直接取材をしていなかったとし、「報道により傷害事件の加害者であるかのような印象を与えたことをおわびします」と謝罪した。

 報道を巡って同局は19日にも、男性らが「しばき隊」と名乗った事実はなかったと謝罪していた。26日の放送では、被害届を受け大阪府警が男性2人を傷害容疑で書類送検したが、25日付で大阪地検が不起訴としたことを報じ、謝罪した。

 当初の報道があったのは2月13日。昨年7月に大阪市内で開かれた参政党のイベント会場付近で、党支持者と誤認された男性が、「しばき隊」を名乗る男性らから暴行を受け、肋骨(ろっこつ)を折る重傷を負ったと報じた。被害者とされる人物のインタビュー映像を放送し、警察が捜査しているとしていた。

 報道では、不起訴になった男性らの外見が一部わかる動画も放送。動画はSNS上で拡散され、男性らを特定して中傷する投稿が相次いだ。捜査中の事案を断定的かつ人物が特定できる形で報じているとして問題視する声が上がり、男性らの人権回復を求める市民らが同局の社屋周辺で抗議活動を行う事態に発展した。抗議活動は現在も続いている。

 同局の田淵伸一総合編成局長は、26日にあった記者会見で「結果的にこのようなことに至ったこと、特に男性2人にご迷惑をおかけしたこと、本当に申し訳なかったと思っております」と述べた。【谷口豪】

毎日新聞

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