第68代斎王代の塩見さん「特別なお役。伝統つなぐ」 京都・葵祭

2026/04/09 21:10 

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 京都の初夏を彩る葵祭の斎王代(さいおうだい)が発表された。第68代に選ばれた同志社大4年の塩見真桜(まお)さん(21)は、下鴨神社の北側で医院を営む塩見聡史さん(57)の長女。氏子として幼い頃から王朝行列に親しみ、7歳と14歳のときには斎王代に仕えて加わっている。「斎王代は特別なお役。気を引き締めて務めさせていただく」と語った。

 「化粧をし、装束姿の自分に『鏡を見てびっくりした』といい、出発前は『しっかり歩けるかな』」。2011年5月16日付の毎日新聞は、当時ノートルダム学院小1年で童女(わらわめ)を務めた塩見さんを紹介している。

 9日の記者会見で当時の思い出を聞かれた塩見さんは「腰輿(およよ)の後ろを歩きながら見上げた斎王代さまがとても美しいと思ったことを鮮明に覚えております」。だからこそ自分が選ばれたと知った際は「私に務まるのか不安でいっぱいだった」という。

 同志社女子高で茶道部に入ったのを機に日本美術に関心を持つようになり、書道も習う。「京都の伝統や文化をつないでいくような斎王代を務めたい」と決意を語った。「インドア派」(聡史さん)のため、同じく斎王代列に2度加わったことがある妹の理桜(りお)さん(19)と、体力作りのウオーキングを始めたという。【南陽子】

毎日新聞

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