遺体は母と娘 複数の刃物傷、殺人容疑で捜査 大阪・和泉市

2026/04/09 21:19 

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 大阪府和泉市の集合住宅で見つかった女性2人の遺体について、府警は9日、いずれも上半身に複数の刺し傷や切り傷があったことを明らかにした。2人はこの部屋に住む母娘と判明し、府警は何者かに刃物で襲われたとみて、殺人容疑で和泉署に捜査本部を設置した。

 捜査1課によると、この部屋に住む職業不詳、村上和子さん(76)と、長女で社会福祉士の裕加さん(41)。2人で暮らしていたという。

 司法解剖の結果、2人の死因は失血死だった。いずれも、頭や首などに刺し傷や切り傷が複数あり、8日午前4時ごろに死亡したと推定される。

 2人の体には、身を守ろうとする際にできる防御創があり、何者かと争った末に殺害されたとみられる。裕加さんの顔には、殴られたような痕もあった。

 和子さんは居間、裕加さんは台所の床に、それぞれ倒れていた。2人とも寝間着とみられる服装だった。

 現場は和泉市鶴山台2にある5階建て団地の1階。裕加さんの勤務先から「職場に出勤していない」と連絡を受けた親族の男性が8日午後0時半ごろ、部屋で遺体を見つけて通報した。発見時、玄関のドアは施錠されていなかったという。

 凶器とみられる刃物などは見つかっていない。府警にはこれまで、2人からトラブルの相談は寄せられていなかったという。

 団地の近くに住む男性(77)は「普段は静かなエリア。40年ほど住んでいるが、こうした事件で警察がたくさん集まることは今までなかったので驚いている」と話した。【大坪菜々美、根本佳奈】

毎日新聞

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