偽の捜査書類を作成疑い 警部補ら書類送検 令状も請求か 愛知

2026/04/17 17:43 

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 暴力団関連事件で虚偽の捜査書類を作成したなどとして、愛知県警は17日、県警捜査4課の男性警部補(45)と男性巡査部長(42)を虚偽有印公文書作成・同行使容疑などで名古屋地検に書類送検したと発表した。警部補は「上司へのうその報告を取り繕うためだった」と容疑を認めているという。

 県警は同日付で警部補を減給100分の10(6カ月)、巡査部長を同(3カ月)の懲戒処分とした。

 県警によると、警部補は昨年4月、被害者や目撃者に複数の顔写真を見せて容疑者を選ばせる「写真面割り捜査」において、実際には特定の顔写真1枚しか提示していないのに、上司に「5枚の顔写真を示した」などとうその内容を報告した。

 後日、上司に報告した通りに捜査をやり直したが、捜査報告書や供述調書を作成する際、上司に伝えた内容とつじつまを合わせるため、写真の提示日時や捜査内容を改ざんしていたという。

 翌月にはそれらの虚偽書類を名古屋簡裁に提出し、差し押さえ令状を請求したとされる。県警によると、令状は執行されたが、対象者の取り違えはなかったという。

 昨年6月、不審に思った上司が写真の記録を確認して発覚。県警は警部補らを別の担当に配置換えした上で、調査を進めていた。

 西崎恭尚首席監察官は「警察への信用を著しく失墜する行為。業務管理、職員に対する指導・教養を徹底し、再発防止と信頼回復に努める」などとコメントした。【駒木智一】

毎日新聞

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