日野町事件遺族ら、大津地検に申し入れ 「有罪立証の断念を」

2026/04/17 18:11 

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

 滋賀県日野町で1984年、酒店の女性経営者が殺害され金庫が奪われた「日野町事件」で、強盗殺人罪に問われ無期懲役が確定し、服役中の2011年に75歳で病死した阪原弘(ひろむ)・元被告の長男弘次(こうじ)さん(65)と支援者らが17日、大津地検に再審公判で有罪立証をしないよう申し入れた。

 弘次さんと地検を訪れたのは、阪原さん家族の再審請求を支援してきた人権団体「日本国民救援会」県本部のメンバーら15人。救援会の川東繁治事務局長が、対応した地検職員に「有罪立証を断念し、故阪原弘さんの無罪判決確定に協力すべき」との要請書を読み上げて手渡した。

 その後、弘次さんらは近くのJR大津駅に移動。弘次さんは「一日も早く父の再審無罪を勝ち取り、高齢の母を含めた家族全員で父の墓前に報告したい。検察には有罪立証をせず、早期に裁判を終わらせてほしい」と訴えた。【江田将宏】

毎日新聞

社会

社会一覧>