岩手・大槌町の山林火災、勢い収まらず 県内外から消防隊の応援
岩手県大槌町で22日午後に発生した山林火災は25日も勢いが収まらず、自衛隊や各地から集まった消防隊員が消火活動を続けた。風によって勢いや向きが変わることから状況は流動的で、住宅地に及ぶのを懸命に食い止めている。
大槌町内は25日も町全域を煙が覆い、焦げたにおいが漂っていた。マスクなしでは呼吸しづらい状況だ。消防車両の通行が優先されており、各地の主要道路は通行規制が増えている。釜石市側から被害が拡大している吉里吉里地区に入るには三陸道の山田南インターチェンジ(山田町)から南下する必要があり、車での移動にも影響が出ている。
午前に記者会見した町の担当者によると、焼けた面積の大きい小鎚地区や吉里吉里地区では大きな延焼拡大は見られない。避難所は町内と釜石市内に6カ所あり、新たに山田町にも1カ所設けられた。
消防は県内外各地から応援に集まり、これまでは岩手、宮城、秋田、山形、青森による応援が続いていたが、25日から新たに東京、新潟、福島、栃木、茨城、群馬の1都5県も加わって約1300人規模となった。一時的に吉里吉里地区などで消火用の水が不足する状況だったが、海水をくみ上げる車両が到着し、送水体制が取れてきているとし、節水を呼びかける状況には至っていないとしている。【工藤哲】
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