米宇宙企業の日本代表に若田光一さん 民間基地に4人常駐計画

2026/05/14 18:43 

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 米宇宙企業のアクシオムスペースは14日、7月に日本法人を設立すると明らかにした。同社の最高技術責任者を務める宇宙飛行士の若田光一さんが代表に就任する。アクシオムは2028年から商業用の宇宙ステーションの建設を始め、30年には4人の宇宙飛行士を常駐させる計画だ。ジョナサン・サーティン最高経営責任者(CEO)は「その一翼を日本人の宇宙飛行士に担ってほしい」と期待を込めた。

 日本法人は宇宙関連企業が集う東京・日本橋に設立し、国内企業や研究機関などとの連携を強める。若田さんは「政府主導から民間主導に移る地球低軌道の利用の中で、企業の宇宙飛行士代表として、日米協力の象徴的役割である有人宇宙活動に貢献したい」と話した。

 アクシオムは、30年に引退が予定される国際宇宙ステーション(ISS)の後継を見据え、商業用の宇宙ステーションの構想を掲げる。28年から構成パーツを打ち上げ、29年の稼働を目指す。現地では、月や火星探査に向けた技術実証や宇宙飛行士の訓練、研究開発や宇宙旅行などの事業を展開する予定だ。

 30年に常駐する4人について、サーティンCEOは「若田さんも候補」としながら「社内の宇宙飛行士とその他の機関に所属する宇宙飛行士とのバランスを取りたい」と話した。

 アクシオムは三井物産と資本提携関係を結び、レゾナック(旧昭和電工)などとも研究開発で連携する。サーティンCEOは05~06年に米航空宇宙局(NASA)の研究者として、宇宙航空研究開発機構(JAXA)で太陽観測衛星「ひので」関連の事業に協力した経歴も持つ。【木許はるみ】

毎日新聞

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