静岡の中学、ネット口座から1000万円詐取被害 「エラー表示が」

2026/06/01 17:02 

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 静岡県牧之原市立相良中で5月29日、インターネットバンキングの口座から約1000万円をだまし取られる詐欺被害があり、橋本勝教育長らが1日、市議会全員協議会で経緯を説明した。セキュリティーエラーからの復旧補助を装う「サポート詐欺」とみられ、橋本教育長は「組織としての危機管理意識が欠如していたと猛省している」と陳謝した。

 市によると、29日午後2時ごろ相良中の60代事務職員が学校のパソコンを使用してインターネットで調べ物をしていた際、パソコン画面にマイクロソフト社のセキュリティーエラーを装う表示が出現し、連絡先の電話番号が表示された。職員は電話をかけ、相手の指示に従ってパソコンを操作。「正常にできるか確認しましょう」と促されて、ネットバンキングの口座にログインしたという。

 その後、不審に思った職員は別の電話で学校のシステム管理業者に連絡。その指示でインターネット配線を抜き、パソコンの電源を落としたが、二つの口座からそれぞれ999万9999円と100円、および手数料が出金されていたという。システム管理会社の調査では、同日午後2時ごろからパソコンに遠隔操作ソフトがインストールされ、外部から操作されていた。生徒情報の流出などの被害は確認されなかった。

 999万9999円の被害に遭った口座は3年生の会計口座で、保護者から集めた教材費や修学旅行費、卒業アルバム製作費が入っていた。市は全国市長会を通じて加入している市民総合賠償補償保険による補償を受けられるか確認中。杉本基久雄市長は「保護者に迷惑は掛けられないので、保険が無理なら議会とも相談し市が補塡(ほてん)する。市民には大変申し訳なく、職員教育などの対策を早急にとる」としている。【藤倉聡子】

毎日新聞

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