ペロブスカイト型の太陽電池、政府施設に設置 環境省が新目標
環境省は18日、折り曲げ可能で薄くて軽い日本生まれの次世代太陽電池「ペロブスカイト型」の導入促進を図るため、2040年までに政府施設に100メガワット以上を設置する新たな目標を公表した。政府は40年までに国内で累計約20ギガワットを導入する目標を掲げており、まずは政府施設で需要を喚起し、国全体へ波及させる狙い。
ペロブスカイト太陽電池の普及には10年程度かかるとされるが、政府は今後、発電コストの低減に伴って地方自治体も含む公共部門全体で5~7ギガワットの需要を見込む。政府施設では35年までにその1%に当たる50~70メガワット、40年までに100メガワット以上を導入目標とした。
設置が想定されるのは、中央省庁や出先機関など国が所有する建物の屋上や外壁、窓など。軽くて薄いペロブスカイト太陽電池は現在普及するシリコン系太陽光パネルよりも設置場所の制約が少ない利点がある。主な原料となるヨウ素は、日本の生産量が世界2位と安定調達が期待でき、経済安全保障の観点からも重要視されている。【高橋由衣】
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