さくらももこさんが愛した郡上八幡 市とのつながり、町屋で展示

2026/07/07 09:45 

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 国民的人気漫画「ちびまる子ちゃん」の作者、さくらももこさん(2018年死去)は生前、岐阜県中部の観光地・郡上八幡(岐阜県郡上市)の自然に魅了され、毎月のように訪れていた。そんなさくらさんと市のつながりを紹介する展示施設「さくらももこと郡上八幡」が今夏、市内の町家にオープンした。

 さくらさんが初めて郡上八幡を訪れたのは10年。以前から知人に「オオサンショウウオがすむ、水のきれいな場所」と聞いており、立ち寄ってみて一目ぼれした。

 以来、忙しい合間を縫って毎月のように訪れるようになった。滞在中は、水路が張り巡らされた城下町を散策し、地域の人々と交流してのんびり過ごしたという。郡上八幡をイメージした「GJ8マン」(ジー・ジェイ・エイトマン)というキャラクターを生み出し、後にまちを舞台にしたアニメ作品にもなった。

 展示施設は目抜き通りの一角にある、木造2階建ての国登録有形文化財「越前屋店舗兼主屋」を改装。明治初期から商家として使われた建物で、市に寄贈後はイベントスペースなどとして活用されてきた。

 館内に入るとまず、さくらさんと郡上八幡との出合いや関わりが年表で紹介されている。GJ8マンの原案や、アニメの絵コンテ(いずれも複製)のほか、足を運んだ風景の写真パネルも展示。GJ8マンの登場キャラクターたちが四季折々のまちを巡るイラストが、壁一面に描かれた一室も。併設ショップでは限定のオリジナルグッズも販売している。

 管理・運営は郡上八幡観光協会の役員らが出資して設立した株式会社が担う。野田修一郎社長は「さくら先生は観光地ではない、ごく普通の生活感あふれるまち・ひとを愛してくれた。こうした魅力を発信していきたい」と話している。

 住所は郡上市八幡町新町926。午前10時~午後5時(最終入館午後4時半)。年中無休。有料エリアの入場料は高校生以上1000円、小中学生500円(未就学児無料)。【入江直樹】

毎日新聞

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