「表層剝離」が広範囲で発生か 長崎・眉山の斜面崩落 熊本地震

2026/07/29 19:08 

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 長崎県は29日、同県島原市の西に位置する眉山(まゆやま)で、熊本地震後に斜面崩落があったと明らかにした。県は防災ヘリで上空から確認し、山の表面が崩れる「表層剝離」が広範囲に発生したとみている。

 今回の地震では同県雲仙市で震度5弱、島原市で震度4を観測した。島原市の10代男性は「下から突き上げるような衝撃の後、1分ほど横揺れがあった。眉山は土煙を上げた後、土砂が崩れていった」と話した。

 眉山の隣にあり、島原と雲仙両市にまたがる平成新山の溶岩ドーム(標高1483メートル)でも地震後に山頂や中腹部など複数箇所で崩落が確認された。県によると、いずれもけが人や家屋被害は確認されていない。大きな崩落につながる兆候はないという。

 島原市は「余震が頻発する恐れがあり、今後の台風や大雨による複合災害も懸念される」として注意を呼びかけている。

 眉山は釣り鐘状の火山で、江戸時代の1792年、普賢岳の噴火に伴う地震で崩れて大量の土砂が有明海に流れ込み、大津波が発生。島原と対岸の熊本合わせて約1万5000人が死亡した。1957年の諫早大水害の際には土砂災害が起き、死者12人、行方不明者1人が出た。【百田梨花】

毎日新聞

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