熊本地震の死者13人、心肺停止5人 イオンモールなどで救助続く

2026/07/29 20:16 

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 熊本県で28日夕に最大震度7を観測した熊本地震は29日午後3時時点で13人が死亡し、5人が心肺停止状態となっていることが国のまとめで明らかになった。安否不明の人がいるショッピングモール「イオンモール熊本」(同県嘉島町)や日本製紙八代工場(同県八代市)では、懸命の救出作業が続いた。一方、交通機関やライフラインなどは復旧の動きが出始めた。

 熊本県の発表では29日午後7時時点で12人が死亡、6人が心肺停止状態。重症者は6人となっている。

 爆発事故が起きたイオンモール熊本では10人が救助されたが、3人が死亡、1人が心肺停止状態。5人がけがをし、1人は状態不明となっている。地元消防によると、死亡したうち2人は20代の女性とみられる。

 イオンの吉田昭夫社長は29日、熊本市内で記者会見し「事故で尊い命を失った方がいることを重く受け止めている。ご冥福を申し上げ、遺族に深く深くおわび申し上げる」と謝罪した。同社によると、亡くなった3人は全員専門店の従業員だった。また、3人の安否が分かっていないという。

 煙突が倒壊するなど11人が閉じ込められた日本製紙八代工場では、7人が救助され、うち5人の死亡を確認。4人の安否が不明だ。

 総務省消防庁によると、福岡や大分、鹿児島各県で各1人が軽傷を負った。

 ◇インフラは一部で復旧

 熊本県内では29日午後7時時点で420カ所の避難所が開設され、計8698人が避難。八代市など65の医療機関で停電や断水が起き、入院患者らを転院させる病院もあった。

 2016年の熊本地震で甚大な被害が出た熊本城では、石垣28カ所で崩落が確認された。

 JR九州は全線で運行を取りやめていた九州新幹線の博多―筑後船小屋間を29日夕から再開。新八代駅(八代市)ではレールの破断2カ所、橋桁のずれ1カ所が確認された。高速道は九州道などの3区間計約111キロで通行止めが続いた。

 九州電力送配電によると、29日午後6時時点で熊本県内の約3万戸が停電。国土交通省によると、5県24自治体の最大計約8万4000戸で断水が発生した。西部ガスによると、都市ガスは29日までに復旧した。

 気象庁によると、熊本県では最大震度7となった地震後も地震が続き、29日午後2時時点で震度1~3を180回、震度4を11回、震度5弱を3回観測した。【日向米華、高橋祐貴、宇都宮裕一、田崎春菜】

毎日新聞

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