大阪の鋼管隆起事故、原因は業者の不適切な工法 市が調査報告書

2026/08/05 19:22 

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 大阪市北区の新御堂筋の高架下道路で3月、埋設された鋼管が地上に突き出した事故で、市は5日、施工業者が不適切な工法を取ったことが原因とする調査報告書を公表した。市は工法の確認体制を見直す。

 鋼管の隆起は3月11日午前6時すぎに発生。豪雨時の浸水対策で地下貯水施設に通じるマンホールを作る必要があり、土砂の流入を防ぐ鋼管(直径3・5メートル、全長約27メートル)を埋めていた。地中に沈めるため鋼管内に入っていた水を抜いたところ、地表から13メートルほどの高さまで飛び出した。

 市によると、現場の土壌は粘土質で構造物が固定しづらく、一般的には鋼管と地盤の間に充塡(じゅうてん)剤を入れて隆起を防ぐ工法が有効だった。

 ただ施工業者は地盤の特性を考慮せず、この工法を採用していなかったという。鋼管の埋設時に使用した滑りやすくするための樹脂が地中に残っていた形跡があり、鋼管と土壌との間で摩擦が生じにくくなり、隆起を招いたと市は判断した。

 契約上、どのような工法を取るかは業者の判断に委ねられていた。市は同種工事を実施する際に適切な工法が採用されているか確認を徹底する。【長沼辰哉】

毎日新聞

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