100歳の現役マジシャン死去 70歳で初舞台、入院中も技披露

2026/08/06 08:45 

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 2月に100歳を迎えてからも現役のマジシャンとして活動していた福岡市西区の小野進さんが7月14日に亡くなった。5月7日から市内の病院に入院していたが、息を引き取る数日前まで、お見舞いに訪れた人たちには病室で元気な姿でマジックを披露して楽しませていたという。

 小野さんは60歳の時にマジックに興味を持ち始め、本やマジック教室で学びながら本格的に技の幅を広げていった。70歳で初めて舞台に立ち、80歳のころにNPO法人博多笑い塾(小野義行理事長、会員110人)に入って芸名、天進斎乱万(てんしんさいらんまん)として活動。笑い塾のメンバーたちと一緒に敬老会や施設などを回って周囲を喜ばせていた。

 自宅にはマジックに使う道具や資料などが部屋いっぱいに置かれ、毎月2回、マジック教室を開いて4人の生徒に技を教えていた。そのうちの一人、森藤淑子さん(81)がお見舞いに訪れた際にも、ユーモアを交えながらロープを使ったマジックなどを教えてくれたという。「お会いした時には元気だったのに。寂しいです」

 100歳の誕生日に笑い塾のメンバーら45人が集まって開かれた「百寿を祝う会」で「これからも若々しい気持ちをもってマジックをやっていきたい」と話していた小野さん。笑い塾では2027年2月6日の生誕101年となる日に「しのぶ会」を開く。「乱万さんの魂は生きていますから」(小野理事長)と28年以降も毎年生誕の日には、笑い塾のメンバーらで集まる予定だという。【井上和也】

毎日新聞

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