被害女性「絶対許せない」 元ジャンポケ斉藤被告に懲役7年求刑

2026/08/05 19:45 

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

 テレビ撮影のロケバス内で女性に性的暴行を加えたとして、不同意性交等などの罪に問われたお笑いグループ「ジャングルポケット」元メンバー、斉藤慎二被告(43)に対し、検察側は5日、東京地裁(伊藤ゆう子裁判長)の公判で懲役7年を求刑した。検察側が「芸能人の立場を利用した」とする一方、弁護側は同意があると認識していたなどと無罪を主張して結審した。判決は11月16日。

 被害者参加制度を利用して女性も意見陳述し、「被告は欲望のために私の意思や尊厳、感情を踏みにじった。絶対に許すことはできない」と声を震わせた。斉藤被告は最終意見陳述で「女性の言ったことは重く受け止める。本当に申し訳ございません」と頭を下げる一方、「当時同意があると思っていたことを理解していただきたい」と訴えた。

 起訴状によると、斉藤被告は2024年7月、芸能人として活躍する自身の影響力によって、初対面だった女性に撮影など今後の活動に不利益が出ると憂慮させて意思表示を難しくした上で、性的暴行を加えるなどしたとされる。

 検察側は論告で、女性は被告と芸歴や知名度に大きな差があり、抵抗すると今後の仕事に影響すると考えて拒絶できなかったと指摘した。これに対し弁護側は、被告には番組のキャスティングなどの権限はなく、立場の差はなかったと反論した。

 被告は06年にジャングルポケットを結成し、16年にはコント日本一を決める「キングオブコント」で準優勝。多くのバラエティーや情報番組に出演していた。24年10月に警視庁が被告を書類送検し、所属先の吉本興業が被告との契約を解除した。【菅健吾】

毎日新聞

社会

社会一覧>

写真ニュース