ジェイエアに新たな訓練施設 客室乗務員の緊急時対応力強化へ

2026/08/06 08:15 

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 伊丹(大阪国際)空港を拠点に国内線を運航する日本航空グループのジェイエアは、客室乗務員訓練用の施設を新たに空港近くに設けた。2024年3月まで運航していた小型機エンブラエル170の部品を活用し、実際の客室や脱出シューターで訓練などを重ね、客室乗務員の緊急事態発生時の対応力強化につなげる。

 4月から運用を開始。同社は約300人の客室乗務員が在籍し、年1回の緊急時訓練、新人や客室責任者昇格の訓練などで活用する。

 機内を再現した施設は全長約10メートル、幅約3メートルで24席の客席がある。消火訓練では、座席下から出火したと想定し、ゴーグルを着用した客室乗務員がMR(複合現実)の技術で映し出される火災状況を確認しながら消火器の使用方法を学ぶ。モバイルバッテリーの発火に備えた訓練も重ねるという。

 脱出用シューター(長さ5・3メートル、高さ2・7メートル、傾斜角度30度)は、前傾姿勢で滑り降りた後、走って機体から離れる。旅客が出入りするドアは重さ150キロで、脱出時を想定し、踏ん張って力いっぱいに押し出すように開け、重さを体感できるようになった。

 同社の家成百合子・執行役員客室乗員部長は「万が一の際、極限状態でお客様の命を守るため、訓練における臨場感が欠かせない。瞬時の状況判断を強化し、安心感を与えられるプロフェッショナルな人材育成に役立てたい」と説明した。【中村宰和】

毎日新聞

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