高さ制限を緩和 新駅前にマンション建設へ 奈良・大和郡山

2026/08/25 09:15 

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 奈良県大和郡山市の中心市街地で、14階建てのマンション建設計画が進んでいる。業者の申請を受け、市都市計画審議会(都計審)が、地区の高さ制限31メートルを大幅に緩和し、43・44メートルまでの建設を認めた。建設予定地は、近鉄郡山駅を約150メートル北に移設して2030年度の使用開始を目指す新駅の前で、実現すれば、新たなまちの玄関口のランドマークになる。

 予定地は、25年秋に閉店し、解体が進む大型商業施設「アスモ」の南隣。跡地では、市と民間がスーパーや公共駐車場が入る複合施設を28年秋までにオープンする計画で、駅移設に伴い一新される場所だ。

 市は25年、周辺を「近鉄郡山駅東地区」と定めて、新たなまちづくり計画地区と決めた。その際、土地の有効活用のため、建物の容積率(敷地面積に対する建物の延べ床面積の割合)を400%から500%に緩和した。

 地区内の高さ制限を規定する条例は、市長が景観上の支障がないと認めた場合に、市議や学識経験者らで構成する都計審が了承すれば上限を超えることができるとしている。

 予定地は、NHK大河ドラマの主人公、豊臣秀長が城主だった郡山城跡の南南東約500メートルに位置する。標高約80メートルの天守台展望施設の北端からは目に入るとみられるが、奈良市の若草山や東大寺方面とは方向が違う。

 業者が2月の都計審の際に提出した文書などによると、マンションは約100室を想定。高さ31メートル(10階建て程度)だと、周囲への圧迫感は避けられないが、14階建てにすると、道路から建物の壁までの距離に余裕ができ、緑化する場所も広く取れ、ゆとりある空間作りができると説明している。

 上田清市長は24日の定例記者会見で「歩道と調和させ、植樹もすると聞いている。圧迫感がないように進めてもらい、デザインや外観について市として意見を述べる機会を設けていきたい」と話した。【熊谷仁志】

毎日新聞

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