反省の弁も暴行での起訴に不満示す デヴィ夫人に罰金20万円求刑

2026/09/08 19:02 

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 元マネジャーらに暴力を振るったとして、2件の暴行罪に問われたタレントの「デヴィ夫人」ことデヴィ・スカルノ被告(86)に対し、検察側は8日、東京地裁(石田寿一裁判官)の公判で罰金20万円を求刑した。弁護側は暴行罪の成立を争わず結審した。一方で、被告本人は「全面的には認めていません」などと暴行を否定するような発言もした。判決は10月6日。

 起訴状によると、被告は2025年2月、東京都渋谷区の飲食店で元秘書にシャンパングラスを投げつけたほか、25年10月には渋谷区内の動物病院で、当時の女性マネジャーを殴ったり蹴ったりしたとされる。

 被告は6月の初公判で起訴内容を認める発言をしていたが、この日は裁判官の質問に「グラスは投げていない。殴る蹴るはしていない」と主張。最終意見陳述では「この場にいるのが不思議でならない」と不満を示したものの、「これも私の不徳の致すところで反省している」と語った。

 検察側は論告で、動物愛護についての見解の違いから、元秘書に至近距離からシャンパングラスを投げつけたと主張。元マネジャーに対しては、愛犬の死に怒る被告をなだめようとしたことへの八つ当たり的な暴行だったとした。「激高して自制心を失った。十分な内省も見られない」と批判した。

 弁護側は、起訴された罪について「被告が生涯の多くを費やした動物愛護に関わることで過度に反応してしまった」とした。テレビ番組の降板や違約金などで約9000万円の損害が生じ、十分な社会的制裁を受けていると訴えた。【菅健吾】

毎日新聞

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