埼玉・八潮の陥没、遺族が県を提訴 下水管や道路の管理ミス主張

2026/10/21 17:47 

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 埼玉県八潮市で2025年1月、陥没した県道にトラックが転落し男性運転手(当時74歳)が死亡した事故で、男性の遺族が現場地下の下水管を管理する県に対し、約1億2500万円の損害賠償を求め、さいたま地裁に提訴したことが判明した。7月28日付。

 訴状などによると、原告は男性の子供3人。道路の陥没は、下水管の劣化で隙間(すきま)が生じ、そこに土砂が流入して地中に空洞ができたことが原因とされる。

 遺族側は、県の管理ミスにより、下水管や道路が本来有すべき安全性を欠いていたと主張。男性が日々事故を起こさないよう細心の注意を払って業務にあたっていたのに、突然道路が陥没し、車両ごと落下したのは「歴史的に例をみない悲惨なものだ」と指摘した。

 事故直後は崩落の危険があり、救助活動は長期化した。地下約10メートルの下水管内に落下した運転席部分で遺体を発見するまで、3カ月以上かかった。この点に関し遺族側は、生死すら確認できない状況が続いたとし、精神的不安や心理的苦痛は甚大だと訴えた。

 大野元裕知事は21日、「残された家族、関係者の皆様にお見舞いを申し上げる。訴状の内容を精査し、適切に対応していく」とのコメントを出した。【板鼻歳也、加藤潔】

毎日新聞

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