花巻東高野球部、県外出身者に門戸 監督「世界で活躍する人材を」
大リーグの菊池雄星投手や大谷翔平選手を送り出した花巻東高(岩手県花巻市)の野球部は今春入学の新入部員から、これまでの慣例を破って、県外出身者に門戸を広げた。今月行われた入学試験の結果、新入部員28人のうち、14人が県外出身者となる見通しとなった。13日に確定した。佐々木洋監督は「全国から人材を募って、世界で活躍する人材を育てたい」と話している。
これまで花巻東野球部には、原則として岩手県内の出身者が入部。チームを率いる佐々木監督が「県内にもいい選手がたくさんいる。その選手を育てたい」と考えていたからだ。例外は関係者の子弟などと限られ、ベンチ入りする選手の1割程度だったという。
しかし、昨夏、佐々木監督は息子の麟太郎さんが進学したスタンフォード大などアメリカの複数の大学を見学。その際に「これはまずいと思った」と述懐する。「スタンフォードだけでなく、他大学でもアジアからの留学生がたくさんいた。理由を聞くと、『早く大リーグで活躍したいから』。高校も早晩、人材の獲得競争になると思った」という。
さらに、OBの活躍とともに、花巻東にもアメリカや台湾から「野球部に入れないか」という問い合わせが来るようになっていた。佐々木監督は「今回の方針転換は『うまい子を集めて、甲子園に出たい』ということではない。野球でも国際化が進む中、海外で対等に競争でき、世界で活躍する人材を花巻東でしっかり教育し輩出したいという思いからだ」と強調する。
また、小田島順造校長は「監督から方針転換の話を聞き、『なるほど』と思った。高校野球はあくまで教育の一環。今回も希望した県外出身者すべてが入部したわけではない。世界に人材を輩出することで特色ある私学として注目もされるはずだ」と期待している。【佐藤岳幸】
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