「私どもの落ち度」 大阪マラソンのアクシデント、運営側が説明

2025/02/24 14:48 

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 24日に行われた大阪マラソン2025で、男子の先頭集団が折り返し地点を通り過ぎるアクシデントがあった。

 ペースメーカーが外れた後の30キロ過ぎ。15人ほどで構成された先頭集団は最後となる3カ所目の折り返し地点に到達したが、「折返点」などと書かれた目印に気付かず、そのまま通過した。約15メートル先にある中継用の固定カメラを回って折り返し、合計で約30メートルを余分に走った。マラソンは予定より長く走った場合でも、全長の0・1%に当たる42メートル以内であれば記録は公認される。

 大会総務の竹内章・大阪陸上競技協会専務理事によると、当該の折り返し地点には競技役員を配置せず、先への進入を防ぐコーン標識を置く手順になっていたが、現場では設置されていなかった。

 先導の白バイ2台のうち1台は正規の地点で折り返したが、もう1台と中継バイクが折り返し地点を通過し、それに引っ張られる形で先頭集団も通り過ぎた。後続の女子の先頭が到着するまでには是正されたが、何人に影響したかは分からないという。

 竹内専務理事は「コースを遮断できなかったのは私どもの落ち度。折り返し地点に競技役員を配置するなどして、二度とこのようなことが起きないようにしたい」と話した。【石川裕士】

毎日新聞

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