初戦突破の智弁和歌山監督「あぁ…6年ぶりですか」 センバツ

2025/03/21 19:45 

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 選抜高校野球大会は第4日の21日、阪神甲子園球場(兵庫県西宮市)で1回戦があり、昨秋の近畿大会準優勝の智弁和歌山が6―0で千葉黎明に勝利し、8強入りした2019年大会以来、6年ぶりの初戦突破を果たした。

 智弁和歌山・中谷仁監督の試合後のコメントは次の通り。

 智弁和歌山・中谷仁監督 (勝敗のポイントは)バッテリーが我慢強く試合を作れるかでした。一回に何とか先制できたので、(先発の)渡辺がどこまで投げられるかを見極めようと思っていました。リズム良く投げきってくれました。

 (春の初戦突破)あぁ……6年ぶりですか。(甲子園球場で)久しぶりに校歌を聞きました。

 (先発の渡辺投手は90球で完封)良かったです。頭の中ではずっと継投を描いていましたが、(交代の)決断ができないくらいリズム良く投げてくれました。各イニングの先頭打者、勝負どころでの球の配り方をやっていく中で、良い球が投げられたのではないかと思います。

 (千葉黎明の印象)最後まで気が抜けなかったです。嫌な難しさ、てごわい感じをすごく感じながら試合を進めていました。

 (先発全員安打。「打撃の智弁」復活)欲を挙げればきりがないが、まあ合格点というか、あれだけ打ってくれたら良かったと思います。

 ただ、初戦の硬さもあったので、細かい部分は修正して次戦に挑みたいです。打撃のチームではないと思っているので、取れるところで併殺を取るとか、打ち取った打球は必ずアウトにするとか、しっかりやっていけるようにしたいです。

 去年の夏は打撃がうまくいかなくて初戦負けでした。その記憶が鮮明に残っているメンバーが多い。(千葉黎明の)先発投手が(昨夏の甲子園初戦で対戦した)霞ケ浦(茨城)の投手に見えるくらい緊張感があった。同じ三塁側ベンチでしたしね。

 チームが変わっているので、夏のリベンジはできませんが、選手個々にはそういう思いがあったのではないかなと思います。良いご縁で出会っている選手たちと甲子園まで来ても、僕のふがいなさで勝てていなかったので、今日はとにかく勝ててよかったです。

毎日新聞

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