雨上がりの花園で輝いた神戸のスクラム 静岡を圧倒 リーグワンPO
◇ラグビー・リーグワン・プレーオフ準々決勝
◇○コベルコ神戸スティーラーズ(神戸)35―20静岡ブルーレヴズ(静岡)●(17日、東大阪市花園ラグビー場)
相手の武器を封じ込め、その上を行った。神戸は静岡自慢のスクラムで組み勝ち、僅差の局面で勝機をたぐり寄せた。プロップ山下裕史は「僕の仕事はスクラム。がっぷり四つじゃないが、しっかり戦えたのはすごい自信になる」。39歳のスクラム職人は気持ち良さそうに汗を光らせた。
4点を追う前半15分ごろ、神戸FW陣が雄たけびを上げた。ハーフウエーライン付近の相手ボールスクラム。静岡が故意に崩したと判定され、神戸はPKで大きく前進した。そのまま攻め込み、認定トライで逆転に成功。前半スクラムで何度も相手の反則を誘い、敵陣でテンポの良い攻撃を継続する起点になった。
試合前からスクラムの優劣が勝敗のカギを握っていた。雨でボールが滑るため、16人で組み合う機会はいつもより増える。さらに、両チームは前週のリーグ最終節でも対戦し、スクラムで完敗した神戸が6点差で敗れた。再戦では天候も含め、ボールを大きく動かしたい神戸にとっては不利な条件がそろっていた。
しかし、雨の花園で神戸FW陣はスクラムを立て直した。「組む前にこだわった」と、プロップ高尾時流(しぐれ)。第1列が相手をつかんだ段階で後ろの5人の重みを生かし、力を一体化させることに注力してきたという。静岡の伝統的な強みを圧倒しただけに、弾みが付く。
2022年のリーグワン開幕後、初のプレーオフで初戦を突破した。山下は「喜ぶのはきょうで終わり。しっかり切り替えて次戦に挑みたい」。地元を襲った阪神大震災発生から30年の節目を迎えたシーズン。まだ終わらせるわけにはいかない。【長宗拓弥】
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