阪神、連敗7で止める 前夜から一転、中軸がそろい踏み計5打点

2025/06/18 22:58 

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

 ◇阪神8―1ロッテ(18日・甲子園)

 前夜から一転、クリーンアップがそろい踏みで打点を挙げて快勝し、連敗を7で止めた。阪神の3番・森下翔太、4番・佐藤輝明、5番・大山悠輔で計5打点をたたきだした。

 三回、近本光司が四球で出塁し、犠打と三盗で1死三塁とした。内野が前進してヒットゾーンも広がり、森下は「気持ちが楽になった」と内寄り高めの変化球をおっつけて右前へ運んで先制した。五回には大山が3点目となる左前適時打を、一挙5点のビッグイニングとなった八回は佐藤輝が2ランを放ち、一方的な展開にした。

 7連敗となった前日の試合は、中軸の3人が計7三振で無安打に終わり、序盤の1点にとどまった。連敗中の1試合平均得点はわずか2点で、打線の奮起が必要だった。選手会長の中野拓夢は、「我慢の時」とチームメートを信頼し、あえて声を掛けることはしなかったという。

 森下は「勝ちがすべてだと思う。交流戦はやったことがないピッチャーだったり、チームだったり難しいと思いますけど、まだ試合数もあるので気を引き締めてやっていきたい」と語った。勝ちがすべてのプロ野球の1軍の試合で、「我慢」を経てようやく勝利をつかみ取った。【荻野公一】

毎日新聞

スポーツ

スポーツ一覧>