兄はプロ、鷺宮・野村工が特大弾 打球速度180キロ 都市対抗野球

2025/09/03 20:46 

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 第96回都市対抗野球大会は第7日の3日、東京ドームで東京都・鷺宮製作所―姫路市・日本製鉄瀬戸内の2回戦が行われた。東京都は三回裏、野村工選手(27)が左翼席上段に飛び込む特大の2点本塁打を放った。

 野村選手は2死一塁、1ボールから2球目の直球を振り抜くと、打った瞬間に本塁打を確信。先制の2ランとなった。補強選手としての出場も含め、4回目の本大会で初の本塁打となった。

 この本塁打は、中継映像では打球速度180キロ、飛距離は132メートルと表示された。

 社会人の日本代表は150キロ以上を目標に掲げており、極めて速い数値を計測したことになる。米大リーグで活躍する大谷翔平選手(ドジャース)は2024年に約192キロの打球速度を計測したことがある。

 野村選手の兄は、プロ野球・ソフトバンクで活躍する勇選手(28)。勇選手は今季、自己最多の12本塁打を放つなど、優勝争いするチームを引っ張っている。

 パンチ力が売りの兄の一発をほうふつさせるような放物線を描き、チームに勢いをもたらした。【玉井滉大】

毎日新聞

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