NTT東日本の新人・直井3ラン「人生で一番の感触」 日本選手権関東

2025/09/29 20:16 

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 ◇第50回社会人野球日本選手権関東予選代表決定戦(29日、東京・大田スタジアム)

 ◇○NTT東日本8―2三菱重工East●

 NTT東日本が昨年の都市対抗覇者・三菱重工Eastを破って、日本選手権出場を決めた。今年の都市対抗出場を逃していただけに、就任1季目の北道貢監督は「ホッとしました」と笑顔を見せた。

 4点リードの五回1死一、二塁で、3番で起用された直井宏路が左打席に入る。神奈川・桐光学園高、明大を経て入社した新人だ。

 「真っすぐがいい投手なので、負けないように初球を引っ張っていこうと思った」。この回から登板した2番手・長島彰の初球をとらえて、右越え3ランとした。7点差に広げる一発に「人生で一番の感触。イメージ通りの打撃ができた」と自賛した。

 都市対抗東京2次予選は、7月の第4代表決定戦で一度はリードしながらJR東日本に4―6で敗れた。直井は「補強ではない居残り組はチーム全体で振り込む量を増やした」と明かす。

 この日は、昨年の都市対抗で橋戸賞(最優秀選手賞)を獲得した先発左腕・本間大暉から相手の失策にも乗じて四回までに4点を挙げた。結局、12安打を放って8得点と成果を出した。

 本大会に向けて、直井は「失敗を恐れず思い切り暴れたい」。北道監督は「目標は日本一。一勝ずつ積み重ねていきたい」と話した。【武藤佳正】

毎日新聞

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