プロ注目の山梨学院・菰田が5安打で優勝に貢献 秋季高校野球関東

2025/10/26 18:56 

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 ◇高校野球秋季関東大会決勝(26日、山梨・山日YBS)

 ◇○山梨学院(山梨1位)14―5花咲徳栄(埼玉1位)●

 山梨学院は16安打で14得点し、地元開催の関東大会で3年ぶりに頂点に立った。プロ注目の菰田陽生(はるき)は5安打3打点と力を発揮した。

 一回1死一塁。2球目の高めの球を振り抜き、中前打で先取点のお膳立てをした。三回は三塁線を破る二塁打、七回には走者一掃の3点二塁打を放つなど大当たりだった。

 今秋から主将となり、チームの要としての意識はさらに高まった。吉田洸二監督も「(菰田は)今大会は良い感じでタイムリーが出ていた。精神的な成長が結果につながった」と目を細めた。

 身長194センチ、体重100キロの恵まれた体格。投手として最速152キロ、打者として高校通算本塁打数は30本を超える。

 今夏の甲子園でも2年生ながら投打で躍動し、チームの4強入りの原動力になった。

 夏の甲子園で右肘に違和感を覚え、今秋は野手としての出場が多かった。そうした、投げられない時でも「打者としてもチームを引っ張らないといけない」と打撃練習に余念がなかった。今秋の関東大会は12打数7安打7打点1本塁打と結果で存在感を示した。

 次は11月に開幕する明治神宮大会。菰田は「関東代表として、恥じない試合をして良い結果を残したい」と意気込んだ。【高橋広之】

毎日新聞

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