宮城知事選 和田政宗氏、仙台市内で善戦 現職に3万票差つける

2025/10/27 00:49 

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 任期満了に伴う宮城県知事選は26日投開票され、無所属現職の村井嘉浩氏(65)が元自民党参院議員の和田政宗氏(51)ら無所属の新人4人を破り、現職知事として全国最多に並ぶ6選を決めた。投票率は46・50%(前回56・29%)。和田氏は参政党の応援を受け、仙台市内の全5区で計3万票以上の差を村井氏に付けたが、及ばなかった。

 5期20年に及ぶ村井県政の評価が争点となった。当初は自民党出身の村井氏と、立憲民主党や共産党会派の県議らが支える元県議の遊佐美由紀氏(62)を軸とする与野党対決型選挙になると見られたが、今も自民党籍を持つ和田氏も出馬し、保守分裂となった。

 参政党は、県が官民連携で管理・運営する水道事業の「再公営化」を掲げる和田氏と政策覚書を交わし、神谷宗幣代表らが繰り返し応援に入った。【山中宏之】

毎日新聞

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