夏の教訓「まず1点」 三菱自動車岡崎のベテラン先制打 日本選手権
◇第50回社会人野球日本選手権1回戦(30日・京セラドーム大阪)
◇○三菱自動車岡崎4―3日本製鉄鹿島●
三菱自動車岡崎には、あと一歩、日本一に届かなかった夏の教訓がある。
一回、先頭の菅原裕太がファーストストライクを積極的に振り、左前へ運んだ。そこから犠打などで2死一、三塁の先制機を作り、13年目の小室和弘が打席に立った。日本製鉄鹿島の先発・土屋大和は制球が安定せず、前の打者にストレートの四球を与えていたが、小室に迷いはなかった。1ボールからの2球目、甘く入ってきた直球を中前へはじき返し、先制点をたたき出した。
相手先発投手はストライクを容易に投げられなくなった。後続の打者も3者連続で四球を選び、押し出しでさらに2点を加えた。
梶山義彦監督は「(ストライクを)見ていくなんてことはない。初球からどんどん打ちにいくのがうちの野球。彼を使って良かった」と1点を奪う姿勢を体現したベテランをたたえた。
中盤以降は相手の継投策で追加点を取れず、1点差に迫られたが、今夏の都市対抗で久慈賞(敢闘賞)の左腕・秋山翔も投入し、リードを守り切った。
今夏の都市対抗では決勝までの5試合でわずか5失点。防御率は出場チーム唯一の0点台という高い投手力で勝ち上がった。一方、王子との決勝は3安打に抑えられて1点差で敗れるなど打撃が課題だった。
都市対抗後、コーチを兼任する小室を中心に「どんな形でもいいから1点を取りにいこう」と意識を高めてきたことが形になった。
「投手と野手が融合すれば(頂点を)狙える」と小室。24年ぶりに準優勝した夏のストーリーの続きは、大阪で紡ぐ。【円谷美晶】
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