ソフトバンク・有原航平 阪神打線に球を見極められ勝利投手になれず

2025/10/30 21:22 

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 ◇阪神―ソフトバンク(30日・甲子園)

 日本一に王手をかけたソフトバンクは第1戦に先発したエース右腕の有原航平が、初めて中4日で先発のマウンドに上がった。

 「一人一人集中して粘り強く投球したい」と話していたが、積極的にバットを振ってくる相手打線に手を焼いた。一回は近本光司を二ゴロ、中野拓夢と森下翔太はいずれも中飛に打ち取ったが、バットの芯で捉えられた音が球場に響いた。特に外野に飛んだ2本は、中堅の周東佑京の俊足をいかした捕球に助けられたものだった。

 二回からは阪神打線にボールを見極められ、変化球でストライクが思うようにとれなくなった。2四球でピンチを招き、8番・坂本誠志郎の適時打で先制を許した。

 その後も走者を背負う投球。粘りを見せたものの五回途中で降板となり、「常にランナーを背負っての投球になってしまった。なかなかリズムに乗ることができなかった」と悔しがった。

 第1戦は6回2失点で敗戦投手になった。「次に向けてしっかり準備したい」と意気込んでいた有原。五回途中2失点で、思い描いたような結果とはならなかった。【林大樹】

毎日新聞

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