社会人最終戦「悔しい」 ヤクルト6位のNTT東・石井 日本選手権

2025/11/11 22:31 

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 第50回社会人野球日本選手権は第11日の11日、京セラドーム大阪で準決勝があり、NTT東日本はヤマハに3―6で敗れた。

 プロ野球ドラフト会議でヤクルトから6位指名を受け、日本ハムの石井一成選手(31)を兄に持つNTT東日本の石井巧選手(23)は「2番・遊撃」で先発出場し、3打数無安打だった。

 石井選手は試合後、「悔しい」と繰り返したが、「成長させてもらった」と感謝も口にした。主な談話は次の通り。

 ◇NTT東日本・石井巧選手

 <社会人最後の試合となった>

 悔しいです。一番は負けたことだけど、自分がこの試合で何も貢献できずに終わってしまったことも悔しい。「チームが勝てばいい」とチーム全体でやっていたが、負けてしまって悔しい。

 <都市対抗大会はチームとしては出られなかったが、今大会は4強入りした>

 都市対抗に出られず、補強選手が抜けた時期がありましたけど、そこでチームがバラバラになるのではなく、気持ちを一つにとやってきた。自分たちでこの日本選手権の出場権をもぎ取って、日本一だけを目指してやってきた。悔しいです。

 <NTT東日本での2年間で得たものは>

 これといったものが何もないまま入社してきて、打撃も守備も走塁もゼロから始まった社会人生活だった。コーチからいろいろなアドバイスをもらって、自分のスタイルが見えてきつつあるところ。まだまだやることはたくさんあるが、本当に成長させてもらった2年間だった。

 <プロの世界に向けて>

 レベルアップするために、明日からまた練習する。ホームランを何本も打つようなタイプではないので、堅実なプレーでチームを勝たせられるような選手になりたい。

毎日新聞

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