「あまりに軽々しい」 台湾、中国総領事「首斬り」発言を批判

2025/11/11 22:45 

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 台湾外交部(外務省に相当)の蕭光偉報道官は11日の記者会見で、中国の薛剣(せつけん)・駐大阪総領事が高市早苗首相の台湾有事を巡る国会答弁についてX(ツイッター)で「首を斬ってやるしかない」と投稿したことについて「このような脅しは文明法治国家の言論の限界を超えるだけでなく、一国の首脳に対してあまりに軽々しく不当だ」と批判した。

 蕭氏は「中国外交官の戦狼(せんろう)のような言動は、彼らの好き勝手な覇権的心理をまざまざと示すものだ」とし「中国には相互尊重の原則を守り、国際社会で台湾を含めた各国と上手に付き合うよう勧める」と述べた。

 一方、台湾有事になれば集団的自衛権を行使可能な「存立危機事態」になり得るとした高市氏の国会答弁について、毎日新聞の取材に「コメントはない」とした。【台北・林哲平】

毎日新聞

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