フィギュアGPフィンランド大会展望 鍵山、千葉連勝なるか
フィギュアスケートのグランプリ(GP)シリーズ第6戦フィンランド大会は21日、ヘルシンキで開幕する。GPシリーズ最終戦となり、シリーズ上位6人・組によるファイナル(12月、名古屋)の進出者が出そろう。日本勢は男女シングル、ペアに出場する。
男子は、第4戦NHK杯で日本男子初の大会3連覇を果たした鍵山優真選手(オリエンタルバイオ・中京大)がGP連勝を狙う。NHK杯では、ショートプログラム(SP)で規定を満たせず無得点となるスピンがあったり、フリーの4回転トーループで転倒したりなどミスがあったが、合計287・24点をマーク。中1週でどこまで修正できているかに注目だ。ミス無く滑りきれば今季2人目の合計300点台も視野に入ってくる。3位以上でファイナル進出となる。
ライバルは第1戦フランス大会2位のアダム・シアオイムファ選手(フランス)。フランス大会はSP5位と出遅れたものの、フリーでは4本の4回転ジャンプを着氷するなどして196・08点をたたき出し、合計280・95点で一気に順位を上げた。ハイレベルな優勝争いが期待される。第2戦中国杯で9位だった山本草太選手(MIXI)は腰の状態が気がかりだが、表彰台争いに絡みたい。
女子の優勝争いは混戦模様。第3戦スケートカナダでGP初優勝を飾った千葉百音選手(木下グループ)、第2戦中国杯を制した昨季GPファイナル覇者のアンバー・グレン選手(米国)、第1戦3位の住吉りをん選手(オリエンタルバイオ・明大)の3強の構図になりそうだ。今季合計の自己ベストはそれぞれGPシリーズでマークしており、千葉選手(217・23点)▽住吉選手(216・06点)▽グレン選手(214・78点)――の順となっている。
表現面を含め完成度の高い演技を見せる千葉選手、フリーで大技4回転トーループを構成に入れる住吉選手、トリプルアクセル(3回転半ジャンプ)を得意とするグレン選手と、それぞれ異なる特徴を持つ点も注目される。千葉選手、グレン選手は表彰台、住吉選手は優勝で自動的にファイナルが決まる。第2戦6位だった松生理乃選手(中京大)も、上位進出をうかがう。
ペアは日本から「ゆなすみ」こと長岡柚奈選手、森口澄士選手組(木下アカデミー)が出場。NHK杯は自己ベストを大幅に更新して4位となり、日本ペアでは「りくりゅう」こと三浦璃来選手、木原龍一選手組(木下グループ)以来となる合計200点超え(202・11点)を果たした。
今大会エントリーペアのなかで、自己ベストは優勝候補のミネルバファビエンヌ・ハゼ選手、ニキータ・ボロディン選手組(ドイツ)に次ぐ点数となっており、初のGP表彰台の可能性もある。
大会は21、22日の2日間でエキシビションは実施しない。【倉沢仁志】
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