サッカー森保監督「世界一をイメージ」 W杯へ故郷・長崎で意気込み

2025/12/04 10:06 

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 サッカー日本代表の森保一監督(57)が11月29日、出身地の長崎市であったトークショーに出演した。2026年6月開幕のワールドカップ(W杯)北中米3カ国大会に向け、「世界一になることをイメージしながら戦っている」と語った。

 森保監督は長崎市立小中学校、諫早市の長崎日大高で学んだ。Jリーグのサンフレッチェ広島などで活躍し、日本代表でもプレー。トークの冒頭、「普段は東京で生活しているので、生まれ故郷に帰ってくると本当にほっとする」と表情を緩めた。

 ブラジル代表に3―2で勝利した10月の国際親善試合を振り返り、「常々言っている勝利へのこだわり、諦めずに闘い続けることを、選手が最後までやってくれた」と語った。日本代表監督として史上初めて国際Aマッチ100試合目の指揮を執った11月のボリビア戦も3―0で勝利した。

 日本代表がレベルアップしている理由として、ほとんどの選手が海外のチームで戦っていることを挙げ、「日本とは価値観や文化が違う世界の競争の中で、自分のポジションをつかみ取ろうと挑戦している。選手たちが強くなったことで自然とチーム力が上がる」と説明した。

 約250人の来場者に「我々はサッカーが日常の活力になるよう活動をしていく。W杯で勝っていくため、皆さんには共感、共鳴していただきながら、日本一丸で共闘の輪を作ってほしい」と呼び掛けた。

 トークショーは、女子日本代表とカナダ代表の国際親善試合(11月29日)を特別協賛した「MS&ADインシュアランスグループホールディングス」が主催した。【尾形有菜】

毎日新聞

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