<1分で解説>高市首相、企業献金問題・定数削減「どちらも大切」

2025/12/04 12:42 

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 高市早苗首相が3日の参議院本会議で、企業・団体献金の規制について「そんなことより、定数の削減をやりましょうよ」と11月に発言したことについて、「どちらも大切なことだ」と釈明しました。1分で読めて役に立つ「サクッとニュース」、今回は「高市首相が発言を釈明」を解説します。

Q 高市首相が「そんなことより、定数の削減をやりましょうよ」って発言したの?

A この発言は、11月の党首討論会のやりとりのなかで出ました。

Q どうしてこの発言が問題になったの?

A 3日の参院本会議で立憲民主党の吉田忠智氏が「政治資金問題を軽視しているのではないか」とただしたように、政治資金の問題よりも定数削減を優先するように聞こえたため、批判が出ました。

Q 定数削減って?

A 定数削減とは、国会議員の人数を減らすことです。いまは、自民党と日本維新の会が、衆院議員の定数削減に向けて今国会での関連法案の成立を目指しています。

Q 高市首相はどう思ってるのかな?

A 高市首相は「いずれかがより大切であるというような優先度合いを示す趣旨ではない」と話し、どちらか一方だけを重視したわけではないと説明しました。

Q そもそもどうしてそんな発言をしたと言ってるの?

A 首相は「討論の残り時間がなくなる寸前の時に一言でも申し上げたかった定数削減の問題に、急いで話題を転換する際に申し上げたものだ」と説明しました。

毎日新聞

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