国民民主、「中選挙区連記制」の導入提案 「多様な民意を反映」

2025/12/03 20:19 

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 国民民主党は3日、衆院選挙制度について、現行制度の課題解決と多様な民意の反映ができるとして「中選挙区連記制」の導入を提唱する見解をとりまとめた。衆院議員の定数については、人口減少を踏まえて現行の465人から削減した場合の試算を示した。

 見解では現行の小選挙区比例代表並立制について「時代の変化に応じた見直しが必要」と指摘。「穏健な多党制による政権交代を可能とする制度の構築」などに向けて、選挙区の定数を複数にし、有権者は複数の候補者に投票する中選挙区連記制の導入を提唱した。

 定数削減については、「多様な民意を幅広く反映させるには、人口1人当たりの議員数は多い方が良い」との考え方を示しつつ、現行の465人に、将来的な人口減少率を反映させた試算を記載。2025年6月時点の人口では14人削減した451人が「妥当」とし、40年では52人減の413人になるとの見通しを示した。【安部志帆子】

毎日新聞

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